外国人にゴミ出しルールを伝える方法|やさしい日本語・多言語の掲示文例
公開日: 2026-07-10 / 更新日: 2026-07-10
分別されていないゴミ、収集日でない日に出されたゴミ――外国人居住者の増えたマンションで、理事会・管理会社に寄せられる苦情の上位がゴミ出しルールです。しかし多くの場合、原因は「ルールを守る気がない」ではなく、ルールが伝わっていない・読めていないことにあります。
この記事では、外国人居住者にゴミ出しルールを確実に伝える手順と、そのまま使えるやさしい日本語の掲示文例を紹介します。
まず押さえる:伝わらない3つの理由
- 日本語の掲示が読めない:紙の貼り紙は翻訳できず、日本語のまま止まってしまう。
- 分別が国によって全く違う:「もえるゴミ/もえないゴミ/資源」という分け方や、曜日指定・時間指定は日本独特です。母国では分別しない国も多くあります。
- 難しい言葉:「可燃」「不燃」「資源物」「収集日」などは翻訳アプリでも崩れやすい語です。
ステップ1:掲示を電子化して「翻訳できる」状態にする
紙の貼り紙は翻訳できませんが、Web の掲示板にテキストで書けば、外国人居住者はスマホのブラウザの翻訳機能で母語(英語・中国語・ベトナム語など)に変換して読めます。多言語版を管理側で作らなくても、読む人が自分の言語で読める――これが電子化の最大の利点です(詳しくは「外国人居住者への情報共有・ルール周知の方法」)。
ポイントは画像ではなくテキストで出すこと。紙を撮影して貼ると翻訳が効きません。
ステップ2:やさしい日本語で書く
翻訳の精度を上げ、日本語のまま読む人にも伝わるよう、やさしい日本語で書きます。
- 一文を短く
- 難しい言葉を言い換える:「可燃ゴミ」→「もえるゴミ」/「不燃ゴミ」→「もえないゴミ」/「収集日」→「ゴミを出す日」/「収集場所」→「ゴミを置く場所」
- 曜日・時間を具体的に:「毎週 火曜日と金曜日、朝8時まで」
- 絵・アイコンを添える(ペットボトル・缶・びんの絵など)と、言葉が読めなくても伝わります
そのまま使える掲示文例(やさしい日本語)
文例①:基本のゴミ出しルール
ゴミの出し方のお願い / How to throw away garbage
ゴミは、正しい日に、正しい場所に出してください。
・もえるゴミ(生ゴミ・紙など):毎週 火曜日・金曜日、朝8時まで
・もえないゴミ(プラスチック・ビニールなど):毎週 水曜日、朝8時まで
・かん・びん・ペットボトル:毎週 木曜日、朝8時まで
ゴミは、朝8時より前に、1階の「ゴミを置く場所」に出してください。
前の日の夜は、出さないでください。
わからないことは、管理員(かんりいん)に聞いてください。
※スマートフォンの「翻訳」で、あなたの言葉で読むことができます。
文例②:分別を守っていない時の注意(個人を責めない書き方)
ゴミの分別(ぶんべつ)のお願い
最近、分けられていないゴミが増えています。
ゴミは、「もえるゴミ」「もえないゴミ」「かん・びん・ペットボトル」に分けてください。
分けていないゴミは、収集車(しゅうしゅうしゃ)が持っていきません。
みんなが気持ちよく住むために、ご協力をお願いします。
苦情対応では、特定の人を名指しせず、全体へのお願いとして掲示するのが基本です。詳しくは「マンションの注意喚起・掲示のしかた」も参考にしてください。
ステップ3:入居時にも渡す
掲示だけでなく、入居のタイミングでルールを渡すのが効果的です。賃貸ならオーナー・管理会社から入居時に案内し、電子掲示板の見方(=ブラウザ翻訳の使い方)も一緒に伝えると、その後の未達が大きく減ります。
まとめ
- ゴミ出しトラブルの多くは「伝わっていない」ことが原因
- 電子掲示板にテキストで出せば、居住者はブラウザ翻訳で母語で読める
- やさしい日本語+具体的な曜日・時間+絵で、読めなくても伝わる掲示に
- 名指しせず、全体へのお願いとして掲示する
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